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2012年8月の9件の記事

2012年8月31日 (金)

第272弾 もう「想定外という言葉」は許されぬ!!

第272弾 もう”想定外という言葉“は許されぬ!!

━ 南海トラフにおける“巨大地震”が発生の可能性が ━

 明日、9月1日は「防災の日」である。この日は、1923年(大正12年)9月1日に発生した“関東大震災”にちなんで、「防災の日」と制定されたものである。「災害への備えを怠らないように」との戒めも込めて、毎年、取り組まれているものであるが・・・。

 この「防災の日」を前に、2012年8月29日に、国の二つの「有識者会議」が、南海トラフ沿いで起きると想定される巨大地震をめぐり、「被害想定」を発表した。

 一つは、東大の阿部勝征教授が座長の検討会が新たに、「震度と津波の高さ」を算出した。もう一つは、関西大学の河田恵昭教授が主査のワーキンググループ(WC)が「死者や建物の被害」について算出した。

この発表によると、震度の7の揺れが10県を襲う。最悪クラスの地震のマグニチュード(M)9.1想定の場合は、東日本大震災の1,8倍の1015平方キロが津波で浸水、東日本大震災の17倍、国が2003年に想定した13倍に及ぶ32万3千人が死亡、中部電力・浜岡原発が水に浸かるという、驚くべき巨大地震の発生の可能性を発表した。

━ 「南海トラフとは」 ━

難しいことは良く分からないが、「フリー百科事典」によると、「プレートテクトニクス」では、北西に進んできたフィリピン海プレートが、ユーラシアプレートの一部である西南日本と衝突してその下に沈み込んでいる場所に相当する。

「南海トラフ」とは、静岡県の駿河湾の富士川河口付近を基点として、九州東方沖までに約700キロにわたって続く深さ約4千メートルの海底の溝・くぼみ(トラフ)があること。  

この二つのプレートが衝突して、海洋プレートが沈み込んでいるため、非常に活発で大規模な活断層・地震地帯があること。

このトラフ沿いの各所では、東海地震、東南海地震、南海地震などのマグニチュード(M)8クラスの巨大地震が約百年から二百年ごとに繰り返し発生している。特にこれら三つの周期地震は。過去の傾向から非常に高い確率で連動して発生する可能性があるものとして指摘されてきた。

━ もし、明日、地震が、津波がこないという保障があるのか ━

 有識者会議は「最悪クラスの地震が起きる可能性は低い」、「これはあくまでも千年に一度の地震と津波が起きたらという想定である」とか、「過度に心配する必要はなく、正しく恐れてほしい」と説明するが、私は、この見解には納得出来ない。

そして、適切な避難行動や対策をとれば、死者は5分の1に減らせるとか、すぐに避難したり建物の耐震化を進めたら、死者が6万人減らせると試算もされたようだが、地道な対策や訓練の積み重ねも,もちろん必要であるが、そんなことよりも、もっと根本的なことが考えらないのかと私は思う。

東日本大震災の教訓をもっと生かさなければならないと思う。「想定外」というような言葉が使われないようにするのには、どうしたら良いかを考えるべきである。

8月31日、関西テレビで、夜9時から、3.11の東日本大震災の教訓・最悪のシナリオに備えるためにも、「防災SP首都大震災」が放映されていた。

近い将来、必ず起きるといわれている首都直下地震が起きたとき、「そこで何が起き、その後,どうなっていくか」来るべき危機にどう立ち向かえるかを取材され、検証されていたが、見ていて、空恐ろしさを憶えた。またの機会に、この話はしたい。

2012年8月28日 (火)

第271弾 ”子供の未来に責任を”

第271弾 ”子どもの未来に責任を”

━ 浅田次郎さんに聞く“原発と日本人” ━

 2012年8月27日、「報道ステーション」の番組の中で、古舘 伊知郎メーンキャスターが日本ペンクラブの会長で、最近、「私は原発に反対します」という本を出した、作家の浅田次郎さんに話を聞いた内容が、テレビで報道された。

 個人的なことを言って恐縮だが、私は、古舘さんは余り好きではない。それはさておいて、浅田さんの”示唆・警告”は心に響くものがあった。

━ チェルブイリ事故から26年の今 ━

 浅田次郎さんは、2012年4月、チェルブイリ原発事故から26年たったウクライナを訪問した。その中で、「コンクリートの劣化が目立つため、石棺の上に新たな石棺を作る作業が行われていた」のを見たと語った。そして、この作業を見て、伝説的に空しく、永遠に引き継がれていく「灰色のマトリョーシカ」と喩えた。

 「マトリョーシカ」というのは、人形の中に同じ人形、またその人形の中に同じ人形が連続して入っている有名なロシアの民芸品。

 チェルブイリ原発事故により小児の“甲状腺がんは今も増え続けている。除染作業も森の部分に関しては不可能とされ、除染というものは完成しないという。

原子炉がなければ、核兵器の廃絶には辿りつかない。福島原発事故を受け、世界は日本の決断に注目しているとも語った。

━ 日本は原発をどうするか ━

 必要以上に建設された「原発」について、「高度経済成長期を経てなお、単に何かを「造る事」が目的になってしまっている。雇用や地域活性化や利権のためならば、有害な原発でなくむしろ未来に観光遺産になるかもしれないピラミッドを作った方がマシだ。日本が原発をどうするかは人類史上、世界的かつ歴史的に注目される決断になるだろう」と浅田さんは”警鐘”をならす。

 そして、「子どもに罪はない、子どもがかわいいという情緒的な問題以前に、子どもは目に見える未来だ。未来に我々は責任を持たなければならない。」と語る。

 一つが故障してしまえば国家が揺らぐ原発というものが、必要以上に存在する今、これはつくること自体に目的があるとしか考えられない。「日本は土木国家体質というものを持っており、作るのであれば全く害のないものを作るべきだ」とも言う。

意見公募「原発ゼロ」9割

 8月27日、政府が将来の原発依存度について実施した意見公募、パブリックコメントの結果が公表された。もっとも多くの支持を集めたのは、2030年に「原発をゼロ」にするという案で、実に全体の9割近くを占めた。

 政府が落しどころとして期待していた15%の案はわずか1%にとどまった。

なぜ、政府が行った「討論型世論調査」やパブリックコメントで「原発ゼロ」への支持が増えた”結果”になったかを、政府は、厳粛に、深刻に受け止め考えなおさなければならないであろう。どんなときにも、原発事故については最悪のケースを考えて対処すべきである。と。、私は思う。

2012年8月27日 (月)

第270弾 文楽協会への「補助金」も凍結に !!

第270弾 文楽協会への「補助金」も凍結に

━ 「橋下流」→文化の大切さを知らないのか ━

 2012年8月24日、橋下市長は、大阪市の文楽協会への補助金について、「税の投入については出来ない」とし、今年度分3,900万円の予算執行を凍結する意向を表明したという。

 「橋下流」の価値観→「“橋下”の考えに合わない施設・協会には公金を投じない」・「補助金を一切受けないなら口を出さないが、受ける以上は、決定権は、“橋下”にある。その権限を与えてもらうのが”選挙”である。」と記者団に語ったそうである。

 “橋下”は、文楽協会への予算執行の前提として、

  協会が売り上げから手数料をもらう仕組みへの転換

  技芸員の収入の適正配分

  文楽振興団に向けた責任の所在について

の3項目についての意識改革、構造改革を進めることとして、”公開面談を求めてきた。

━ 協会側→”公開協議”を拒否 ━

一見、文楽側も堂々と公開討論に応じ、意見を言えばといいのにと私も思う。しかし、中身は複雑で、そう簡単に結論が出る問題ではないそうである。

公開討論の申し入れの内容には、① 技芸員の収入格差の是正 ② 協会がマネジメント会社のように公演のマージンを取る仕組みに変える という2条件とセットであったので、協会側として、「すぐには無理だ」と公開協議を断ったところ、橋下市長は激怒したことに端を発しているという。

難しい協会と技芸員の関係は複雑である。技芸員は「個人事業主」として協会に所属するが、基本的には協会から収入は得ていない。協会から国立文楽劇場などに派遣され、劇場から支払われる出演料が収入となっている。

その出演料は、同劇場や国立劇場を運営する独立行政法人「日本芸術文化振興会」と教会などで決めた技芸員に対する5段階の評価に基づく。

つまり、収入格差の問題は、まず、振興会や協会が検討し、その後、個人事業主・技芸員と個別交渉が必要となるため、協会側は大阪市に「時間が必要」と回答したものである。

そして、協会が公演のマージンを取るのも協会だけでは決められない。国と大阪府、大阪市、NHKが出資しており、「協会の役割変更は国などとの協議が必要」だという。いずれも協会側の言い分は妥当であり、納得いくものである。

話し合いというものは、公開であれ、非公開であれ、あらかじめ条件とセットにされるべきものでないことは言うまでもない。

2条件は、問題提起としては意味がある。後継者育成の観点から若手の賃上げは望ましいし、マネジメント会社的な仕組みにすれば協会は独自収入を得られ補助金への依存が減るが、反面、文楽全体の収益が限られる。

・ 若手の賃上げはベテランの賃下げを招く

・ マージンを取ると、その分、技芸員の出演料が減少する。という状況が生まれる。

 

━ ”伝統・文化”を守ろう !! ━

 演芸評論家の権藤 芳一さん(81歳)は、文楽の価値は、「 日本には古くから多くの芸能がありましたが、大半は滅び、時代を越えて残ったものの一が、人間浄瑠璃(文楽)です。大変な事ですよ。それを我々も次代へ伝えていこうとしている。協会の改善など課題があるのは事実ですが、価値を分かろうともしない人と、何をどう話したらいいのでしょうか」と嘆く。

━ ただの”買い被り”でしたね ━

 劇団「木ノ下歌舞伎」主宰の木ノ下裕一さんの「Afternoon Cafe」・「橋下氏の文楽批判ツイートに対する物申す」から引用させていただきます。

 「まずね、私は、橋下氏の文楽に対する姿勢、これは狂言なのかもと思っていたのです。つまり徹底した悪役を演じることで、文楽の奮起することを狙った一芝居なのかもしれないと。そうだとしたら偉い。愛すればこそ、なかなかできることじゃない。でも、それはただの買い被りだったようです。

 

しかも、文楽に対する、いや”伝統”に対する認識があそこまでステレオタイプ(いや、それ以下)だとは。想像を絶する。大体、大阪市長が、上方文化の中枢である文楽に対してその程度の認識であること自体、許しがたい。しかも、「未来の文楽」のビジョンも何も持ち合わせていないではないか」と。本当にそう思いますよね。最初は、誰も”橋下流”の何か思いがあるかと思ってしますよね。でも、多分、これからも続く「橋下流」やりかたは、化けの皮を剥がれ、必ず見破られていくと、私は確信しています

2012年8月24日 (金)

第269弾 春夏連覇 大阪桐蔭の優勝を祝す

第269弾 春夏連覇 大阪桐蔭の優勝を祝す

 

━ やっぱり、大阪桐蔭は強かった !! ━

 

 第94回全国高等学校野球選手権大会は、2012年8月23日、春・夏連覇、史上7校目という大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じた。

大阪桐蔭高校は「やっぱり下馬評どおり、圧倒的に強かった」という印象が残る大会であった。3,984校の頂点に立った、大阪桐蔭高校に、まず「優勝おめでとう!!」いう祝福のエールを贈りたい。

光星学院高校は、昨夏、今春の準優勝を経て、今度こそと挑んだ決勝戦だったが、今年も、残念ながら準優勝で力尽きた。その健闘にたいしては、心からの拍手を贈りたい。

 私は、優勝戦では、当初から、「判官贔屓」というか、光星学院高校を応援していた。なんとか、悲願である「白河の関」を越えて東北の地に“深紅の優勝旗”が渡ることを願って、テレビにくぎ付けになってみていたが、残念であった。

 強力な光星打線を力でねじ伏せた藤波投手の気迫のこもった投球は圧巻であった。想像通り、凄いの一言に尽きる投手であった。

全く余談であるが、福祉センターの将棋の仲間から、今、低迷している阪神タイガースと試合させても、大阪桐蔭の方が勝つのではないかというブラックジョークに、「そんなこともあるかも?」と、私は、思ってしまった。タイガースフアン失格かもしれない。

 

━ 春夏連覇の背後には、きびしい練習の積み重ねが ━

 

 ・今大会、優勝戦まで、4試合の打率が1割未満だった7番バッターの白水健太くんが、優勝戦で、先制のホームランを打ったことだ。「公式戦では初本塁打」という。「暑い夏に勝つため」とボールの間を走りまくり、毎朝、筋トレーニングに励み、他の選手が軒並みに体重を減らす中、5キロも太り、パワーを付けていた。その力が大切な優勝戦で発揮できたものである。

 ・強打のイメージだけが強い大阪桐蔭だが、優勝戦では、練習で鍛えてきたバンドが効果を発揮したこと。特に、5番の安井くんのバンドは一塁線ぎりぎりに転がす。光星学園の野手同志見合って捕球が遅れ、セーフになって、それが6回の2点の得点に繋がったこと。“大技”も“小技”もできる練習の成果があらわれたこと。

 ・藤波くん、「3年間で一番」という投球で投げ抜いた。14奪三振の完封。9回に自己最速な153キロのスピードを見せたこと。これらは、厳しい練習に裏打ちされたものであることは間違いない。

 ・一番バッターだった森捕手は、守りとしての要の役割と1番バッターの重責を充分すぎるくらい発揮した、素晴らしい2年生だ。これからの成長が楽しめる一人である。

 ・大阪桐蔭高校は、慢心をせず、先を見ず。春夏連覇の偉業は、生まれるべきして生まれたものであり、厳しい練習に裏打ちされたものである。

・光星学院の打線の中軸、田村くん、北條くんも素晴らしかった。北條くんと藤波くんとの対決はみものであったが、2回、3球3振だったが、見応えがあった。野球にもしもはないが、一発でていれば、どうなったか分からない。野球の神様は魔物である。でも、力一杯やったのだからいいんではないか。

・まだ、まだ、特記したことがあるが、またの機会に譲りたい!!

 

━ 第94回大会の特徴は ━

 

・今大会は、本塁打が連発したことだ。88回の60本に次ぐ歴代2位の56本塁打が生まれている。そして、今大会では先頭打者本塁打が4本も生まれたことはびっくりである。1番打者の役割が変わりつつあること。また、先述した光星学院の北條くんは2打席連続本塁打を2度記録したことだ。これは清原和博(大阪PL高校)さん以来の2人目の快挙であるという。これは、筋力トレーニングが進化し、打者は900グラム以上のバットを使いこなせるようになったことも一因とされている。プロ野球も金属バットの使用を認めて、もっとホームランを量産する仕組みにするほうが面白くはないだろうか?

・今大会の投手陣もすごかった。準決勝・決勝で、連続完封をした、大阪桐蔭の藤波投手、平気で、ピンチになると150キロ以上の快速球をびしびしと投げ込んだ。高校生離れの大投手であった。桐光学園の左腕投手松井くんも素晴らしかった。4試合で68個という驚異的な奪三振を記録してことだ。もし、桐光学園が優勝戦まで登っていれば、記録を塗り替えたことは間違いない。まだ、彼は2年生であるので、来年が楽しみである。また、甲子園には出場できなかったが、150キロ以上を投げる花巻東高校の大谷投手も楽しみの一人だ。彼は高校日本代表に選ばれた。投手陣もすぐにでも、プロで通じるという選手が沢山みられた。

・コラムニストの天野 祐吉が、高校野球は「純粋」の最後の砦と言われていますが、本当にそうだと思う。次回行われる第95回大会を楽しみにしたい(朝日新聞 8月24日 朝刊から引用)

2012年8月20日 (月)

第268弾 橋下改革で「識字学級」もピンチ

第268弾 ━ “橋下改革”で、識字学級もピンチ ━

 

━ 読み・書き・学びたい権利を奪うな !! ━

 

 ご案内のとおり、大阪市内には読み書きができない人たちが学ぶ「識字学級」や「在日外国人向けの日本語教室」が、市生涯学習センター、小学校の空き教室、市民交流センターなど29カ所を利用し、2011年度にはのべ約3万4千人の多くが学んでいます。

 大阪市は、93年度に掲げた「識字施策の推進方針」で、読み書きのできない人々の問題は見過ごせないとして、「識字学習の機会拡大に努める」と宣言しました。

しかし、財政難を理由に、この方針を変換し、年間4千万円以上あった「識字教室」への運営補助の予算を年々減らし続け、現在では半分以下に、ボランティアへの謝礼はゼロに、そして、補助してきた“教材費”すら、減額してきました。

その上で、こともあろうに、“橋下改革”で、10館ある「市民交流センター」にあるこの教室を廃止しようとしています。

 

━ 「言葉を学ぶことは命の問題」 ━

 

 主婦ボランティア18年目の長谷川勝美さんは、「言葉を学ぶことは命の問題」と憤る。(朝日新聞8月17日 夕刊から引用)。全くその通りである。

 大阪市は、施設利用率が約5割しかなく、利用者の約4割が60代以上で、多くは地元住民(施設のある区内の居住者が半数以上)のため、「施設本来の目的である、多世代の市民による地域を越えた交流の促進」という設置目的にかなっていないとし、市民への学習機会の提供は(有料)のカルチャーセンター等に任せるべきだ」と驚くべき見解を示しているという。

 現代の日本に、文字の読み書きができない人たちが、どんなに苦しみながら、奪われた「文字」を取り戻すために「識字教室」で学んできた歴史を、そして、被差別部落に生まれた人の中には、差別による貧困のために学校に通えなかった人が大勢いたという事実を、大阪市教委は本当に知っているのでしようか?

また、利用者の約4割が60代以上だというが、「世界一の義務教育普及率」を誇る日本で、就学年齢をとうに過ぎた人たちが文字を獲得するために懸命に学んでいる現実を本当に知っているのでしょうか。

市民に「読み書き」という最低限の学力を保障するのは、当然ながら、大阪市の行政の責務であり、民間のカルチャーセンターに任せておけばいいというような問題ではないということは言うまでもない。

旭区生江地区にある市民交流センターで、算数や国語を教えている壺井宏元中学教諭は「識字は趣味や余暇のカルチャーセンターじゃない」と怒りを明らかにする。(朝日新聞8月17日 夕刊から引用)

 

━ 採算だけではなく、自治体の本来の責務を ━

 

 近年は、大阪市にも、日本に来て間もない外国人が初歩から日本語を学ぶ人も沢山いるそうである。その人たちのために、「日本語を学ぶー日本語教室」が開かれている。

 識字・日本語連絡会の上杉孝実代表幹事は、「日本人であれ外国人であれ、日本で自立して暮らすために必要な最低限の教育は、行政が責任を持って取り組む事業である」と訴える。その上で、「採算性だけでなく、自治体本来の役割とは何かをぜひ考えてほしい」と。(朝日新聞8月17日 夕刊から引用)。全くそのとおりである。

大阪市は、“辛い”思いや“悲しい”思いを弱い人たちに押しつけるのだけは辞めろと言わずにはおれない。

「教室」存続の願いを込めた“署名”が多数集まっているようである。機会があれば、私も署名協力をしたいと思っている。みなさんにも、機会があれば、ご協力を要請したい。

 

(追記)I.K(いけこう)さんへ、久しぶりのコメントありがとうございました。奥様大変でしたね。お見舞い申し上げます。まだまだ、残暑厳し日が続きます。奥様ともども、くれぐれもご自愛の程をお願いします。

2012年8月16日 (木)

第267弾 反戦・反差別・反原発の旗を!!⑦

第267弾 今こそ反戦・反差別・反原発の旗を!!⑦

 

━ 67回目の終戦・敗戦・反戦記念日を迎えて ━

 

 誠に私ごとになって恐縮であるが、私は夏風邪が起因して、今、体調が思わしくない。この間、風邪などひいたことのない私だったが・・・。古希を過ぎて、心なしか体力も弱ってきたようにも思える。余り無理をしないようにと心がけることにしたい。

 みなさまにおかれても、暑い夏、体調などを崩さぬようくれぐれもご自愛いただくようにお願いしたい。

 2012年8月15日は、67回目の終戦・敗戦・反戦記念日を迎えた。これからは、終戦・敗戦記念日ではなく、“反戦記念日”とすることを提唱したいと考えている。

 

━ 戦争を忘れるな!!-反戦記念日に ━

 

 野田首相は、2012年8月15日、東京の日本武道館で開かれた「戦没者追悼式」で次のような“不戦の誓い”を新たにした。私はこの“反戦の誓い”に賛成である。ことはこの思いをどう実現するからである。

 

 先の大戦では、2300万余の方々が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に倒れ,戦禍に遭われ、あるいは戦後、異郷の地で亡くなられました。改めて、心からご冥福をお祈りいたします。

 また、最愛の肉親を失った悲しみに耐え、苦難を乗り越えてこられたご遺族に、深く敬意を表します。

 先の大戦では、多くの国々、とりわけアジアの諸国の人々に対して、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省し、犠牲となられた方々とその遺族に、謹んで哀悼の意を表します。私たちは、過去の悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、次の世代に語り継いでいかなければなりません。終戦から67年の歳月を経た本日、ここに我が国は不戦の誓いを堅持し、戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、国際社会の一員として、国際平和の実現を不断に追求していくことを改めて誓います。

 また、我が国の安定と発展を願い続けた戦没者のためにも、東日本大震災からの復興を通じた日本の再生という使命を果たして行かなければなりません。

 

 ( 2012.8.15 朝日新聞夕刊「野田首相 式辞」(要旨)から引用 )

 

━ 腹立たしい2閣僚の靖国参拝 ━

 

 この野田首相の「反戦の誓い」の一方で、2閣僚、松原仁国家公安委員長、羽田雄一郎国土交通相が靖国を参拝した。松原は「私的な参拝だ」と強調し、羽田は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の一員として参拝したという。民主党政権になって閣僚が初めて「終戦」記念日に参拝したのは初めてであり、閣内の不一致を内外に明らかにしたものである。民主党はこれまでもそうであるが、こんなことを繰り返していれば、国民から愛想尽かしをされるのは目に見えている。解党的出直しをしたのが良いのではないかと思うのは私だけであろうか?

 

━ 「私は貝になりたい」 ━

 

 2012年8月15日の「終戦」記念日特集として、水曜日プレミアシネマ「私は貝になりたい」が放映された。みなさんも見られた方が多いと思われるが、中居正広の熱演が目を引いた。以前見た、フランキー堺の熱演も蘇ってきた。紙面の関係もあり、この話はまたの機会に譲りたい。

2012年8月 9日 (木)

第266弾 政治の世界は一寸先は闇!!

第266弾 “政治の世界”は一寸先は闇!!

━ どたばた“茶番劇”を悲しむ ━ 

 

 うだるような暑い日が続く。オリンピックは“たけなわ”である。元気づけられるのは、日本人選手の活躍である。また、第94回全国高校野球選手権大会が開幕した。開会式で、酒田南・下妻主将が選手宣誓を行った。これはうんざりする政治の茶番劇より、どんなに爽やかであったか。少し長くなるが紹介しておきたい。

「私が暮らす東北を、そして東日本を未曾有の災害が襲ったあの日から、いま日本は決して忘れることのない悲しい記憶を胸に、それでも復興への道を少しずつ確かな足取りで歩み始め、多くの試練と困難に立ち向かっています。私たちのひた向きなプレーが、明日へと懸命に生きる人々の希望となることを信じ、私たちの追い続ける夢が、あすの若者の夢へとつながっていることを信じます。全国の仲間が憧れたこの甲子園で、湧きあがる入道雲のようにたくましく、吹き抜ける浜風のように爽やかに、正々堂々と全力でプレーすることを誓います」。

 素晴らしい選手宣誓であった。拍手を贈りたい。

 

━ 「近い将来」から「近いうち」どう違うの ━

 

2012年8月9日夜、どたばたの党利党略の協議のうえ、野田首相と自民党谷垣総裁が、「消費増税関連法案」の今国会成立で合意した。この最終的党首会談で、開催時期を、「近い将来」から「近いうちに」に変更することで折り合ったという。消費税案の採決をめぐる駆け引きが政争に転じたものである。

この「近いうちに」とした解散時期の解釈が玉虫色で、食い違う可能性もあり、野田首相と谷垣自民党総裁の足元に火が付きかねない。不可解の合意としか言いようがない。うんざりする嫌な言葉だが、本当に、“政治の世界”は、一寸先は闇である。

ここ数日の衆議院解散の時期をめぐり党利党略むきだしの政争にはうんざりさせられたが、これで済んだ訳ではない。

この合意により、“解散・総選挙”の流れは、間違いなく、加速されるであろう。国民の思いは、それよりも前に「やるべき課題」がたくさん残っているということだ。たなざらし状態の重要法案や課題をこそ最優先処理をするべきである。重要法案を政争の具にし、衆議院解散と絡めるような政局で時間を無駄に費やすことは、もう断じて許されることではない。

 

・消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革と言いながら、年金や医療制

度の改革が先送りになっている問題。

・最高裁から「違憲状態」と指摘されている衆議院の一票の格差の問題。

・法案として提出されている選挙区定数の「0増5減」法案の成立問題。

 

・歳入の4割を占める「赤字国債」を発行するための法案の問題。

・原子力規制委の人事案の結論の問題。

 

等々である。

 

 野田首相は、今、「前に進むも地獄、後退するも地獄」という世界で喘いでいるのではないか。

消費増税を初めとする数々のマニュフェスト違反から国民が抱いた深い失望感を取り戻すことこそ最優先にする方針しかないのではないかと思っているのは私だけではないと思うが?

2012年8月 6日 (月)

第265弾 今こそ反戦・反差別・反原発の旗を!!⑥

第265弾 今こそ反戦・反差別・反原発の旗を!!⑥

━ オスプレイの沖縄配備計画に反対 !! ━

 

 2012年8月3日、森本防衛相と米・バネッタ国防長官との会談では、一応、「安全性が確認するまでは、“オスプレイ”は日本国内で飛ばさないこと」を確認したと報道されている。しかし、バネッタ長官は、「10月中に、オスプレイを沖縄に配備する計画は全く変えるつもりはない」と言明する。恐らく、日本政府に“事故報告書”を提出するまでは、日本に最大限の配慮をおこない、飛行をさせないというだけの軽い、蓮っ葉な意味であろう。

それ故に、共同記者会見で、「墜落事故の調査結果を米側が8月中に日本側に報告し、安全性を確認したうえで、オスプレイを沖縄に移動させる」ことを日米の防衛トップが確認をした。

 バネッタ長官も「私自身オスプレイに何度も乗った」と安全性を強調する。その態度は「事故報告書」をだせば、規定の方針を変えず、沖縄で運用すると言っているみたいである。一方で、森本防衛相も、3日午後、オスプレイに試乗し、「飛行全体は大変快適であった」と語ったそうである。これは配備を前にした出来レースである。

 これらの試乗にたいし、岩国の福田市長は「試乗しただけでオスプレイが安全だということにならない。いまは国から情報提供を待ちたいが、国には市民の不安が払拭され、地元が納得する説明責任を果たしてもらいたい」と、4日に話したそうであるが、当然である。

 

━ オスプレイ普天間配備=危険 ━

 

 ワシントン共同通信社の取材に応じ、オスプレイの開発計画に米・国防次官補として関わったローレンス・コープさんは、「オスプレイの安全性は以前より向上したが、危険であることには変わりなく、人口密集地に隣接する米軍普天間飛行(沖縄県宜野湾市)配備は危険性を伴い、理解ができない」と強い懸念を示しているという。

 そして、コープさんは、全エンジン停止の際,機体降下で生じる空気抵抗で回転翼を回して安全に着陸する「オートローテ―ション」機能を備えているかどうか「疑念を持っている」と述べたそうである。その上で、オスプレイの普天間配備は「必要のないリスクを冒している」と指摘したそうである。1980年代、オスプレイの開発計画に関わってきたコープさんだけに説得力がある見解であると私は思う。

 

━ オスプレイは「空飛ぶ恥」とまで言われてきた!! ━

 

 このオスプレイは、開発段階から犠牲者を伴う墜落事故が相次ぎ、米有力誌タイムでも「空飛ぶ恥」と題する記事を掲載するなど、米国内でも安全性を巡る論議が交わされてきた危険極まりない代物である。

 米議会調査局報告書などによると、「オスプレイは開発段階の1991年、1992年、2000年に計4回の墜落死亡事故を相次ぎ起こし、死者数は計30人に上った。エンジンや飛行機制御システムの欠陥などを指摘され、技術的な問題に加え、安全性に疑念が持たれている」と指摘されているものである。

 このタイム誌は、07年の記事で「30人という死者数は(人類初の月への有人宇宙飛行士計画となった)アポロ計画の犠牲者の10倍による」と批判するとともに、開発コストについても問題視しました。

 海兵隊は米軍普天間飛行場に配備するオスプレイの事故率について、海兵隊の航空機全体の平均より低く「良好な安全飛行記録を持つ」(リトル国防総者報道官)と強調しているが、しかし、10年4月には空軍のオスプレイがアフガンで墜落、4人が死亡した。2012年に入ってからも、モロッコ(4月)や米フロリダ州(6月)で海兵隊や空軍のオスプレイが墜落し、死傷者が出ていることは周知の事実である。

 普天間飛行場のへのオスプレイの配備計画は、普天間飛行場の持つ危険性と騒音問題、教育環境の悪化を増幅させるものであり、反戦・反差別・反原発の旗を掲げる我々として断じて許すことが出来るものではない。

 

沖縄へのオスプレイの配備は、断固として許さないぞ!!許さないぞ!!

 

2012年8月 2日 (木)

第264弾 大阪人は、「大阪都構想」を認めないだろう!!

 第264弾 大阪人は、「大阪都構想」を認めないだろう!!

 

━ 大阪市がなくなる危機感を !! ━

 

 2012年7月27日、民主党、自民党、公明党などの与野党7会派(衆議院の9割以上を占めるといわれている)が「特別区設置」法案=「大都市地域における特別区の設置に関する」法案を共同提出することで合意し、7月31日の衆議院総務委員会で審議入りし、8月中に成立する見通しとなった。

 

━ 「特別区設置」法案の“要旨” ━

 

 {目的}━ 道府県でも政令指定市含む市町村を廃止し、特別区を設置することがで

      きる。

 {定義}━ 特別区を設置できる対象市町村は人口200万以上。

 {特別区設置の協定}━ 特別区を設置しようとする道府県と関係市町村は、首長や   

      議員、有権者らでつくる「特別区設置協議会」を設置し、特別区の設置日や

名称、議員定数などを定めた「特別区設置協定書」を作成。

 {国の関与}━ 協定書を作成する際、税源区分、財政調整、事務分担の項目に限り    

     総務省との事前協議が必要。他の項目は報告のみ。

 {議会の承認と住民投票}━ 協定書の内容については道府県と関係市町村は議会の   

          承認が必要。全議会の承認を得た日から60日以内に関係市町村で住民投

票を実施し、全市町村で有効投票の過半数の賛成を得た場合、総務相に特別区設置を申請できる。総務相は申請を受けて特別区設置を告示

 

 () 道府県の名称を変更できる規定はなし=ただ、橋下市長が掲げた「都」への名称変更

は盛り込んでいないため、大阪「都」にはならない。

 

 政令指定市と隣接自治体の人口が合計200万人以上の地域に、市町村を廃止して東京23区の設置を認める。対象は、大阪、札幌、埼玉、千葉、横浜、川崎、名古屋、京都、神戸など8道府県の10政令市が要件をみたしている。

 

 

━ 想定される具体的日程と手順 ━ (高いハードル)

 

  2012年8月 「特別区設置」法案が成立・施行 ⇒

  2012年中  市町村を廃止し、特別区設置協議会設置(設置例・大阪府・大阪市など) ⇒

 2013年中 協議会が特別区設置協定書を作成、総務省に報告

 特別区の設置日

 名称・区域

 税源配分財政調整、事務分担 の項目 ⇒

 2013年中 参加自治体の議会が承認 ⇒

 2014年春頃 参加自治体で住民投票―過半数の賛成承認 ⇒

 2014年度中 特別区設置申請。総務相が告示 ⇒ 

 「特別区」スタート

 

━ 大阪市が廃止され、名前がなくなるのを認めるのか NO!! ━

 

ご案内のとおり、2012年4月、大阪府議会、大阪市議会の代表計20人で構成される“協議会”が発足したが、話し合いは殆んど前に進んでいないのは周知の事実である。

・大きな難題とされているのが、区割りの問題である。橋下市長らは、大阪市の24区を8~9区の“特別区”に再編する考えのようだが、大阪人は、大阪市が廃止され,名前もなくなることに賛意を示さないであろう。

・市民1人当たりの税収が、最多の中央区と最小の西成区とで15倍の格差があり、区割りするには必ず、税源の配分、仕事の分担で難航するのは必死であろう。

・東京都のような23区制が現実どういう実態にあるのか考えてみる必要がある。東京都を手本に自治体の形を変えることが果たして都市の再生に繋がるのか?また、特別区の設置で、本当に二重行政が解消されるのであろうか。こうした無駄の排除は「特別区」に移行しなくてもできることではないのか。

・2012年8月1日に就任した、区長、多彩で顔ぶれは様々といわれるが、就任前からいろいろ資質や物議を問われる新区長がおられるが、こんなことでやっていけるのですかと心配になるのは私だけですか?新区長は市長に次ぐポストに位置づけられ、都への移行に伴う特別区の区割りの案作りを任されるというが、本当にできるの?

・区割り案を巡って、橋下市長は「百%でなくても60点ぐらいの及第点(の案)であれば政治の場に出す」と表明されたようですが、そんなものなのですか ? びっくりします。

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